菜の花とダイコンの館山
去る令和2年3月21日、館山に行ってきました
天気にも恵まれ、風もなく穏やかな春の1日。絶好の行楽日和でした
千葉県のおすすめするサイクリングコースがあったので、それを参考に
http://maruchiba.jp/osusume/cycle-tourism/documents/minami-shoku.pdf
↑このコースに概ね沿って走りました(pdfで開きます)
朝6時ごろ、富津館山道路を下りて間もなくのところにある「枇杷倶楽部」という道の駅に車を停めます
房総は道の駅が充実していて、それぞれに特色がありますから道の駅巡りも楽しそうです
いつかやってみたいなあ…
自転車を降ろし出発です。まず目指すは北条海岸
ほどなくして、館山のゆるキャラ「ダッペエ」に出迎えられます。ここから館山市
道なりに進むと、崖に張り付いた赤いお堂が見えてきました
「崖観音」として知られるお寺で、館山の海を見守っています
背負った露頭が見事ですね
お堂からの眺望も中々のものですが、今回は逆方向に…
坂道を滑り降りて、船形港沿いを行きます
既に釣り人がチラホラと糸を垂らしていました
風もなく暖かい、春の朝の海です。自然ペダルも軽くなります
船形港に着きました
ダイコンの花
ここに限らず、あちこちで菜の花と一緒に咲いていて道端を彩っていました
朝食中のカラス
朝日を浴びるトンビ
車も少なくのんびりと走ることができて、初心者にはありがたいです
朧げな記憶を頼りにトロトロと走り、那古船形駅にやってきました
海色の屋根が素敵な可愛らしい駅です
意外と言ってはなんですが、若い子たちも電車を待っていました
確かに足がない年代には電車は重要、自分も電車ばかり使っていたなと思い出します
ここからだと、五井辺りまで行くのかな…
自転車を置いて撮ります。ワンポイントは大事
大雑把に海岸を目指していきます
気の向くままに進めるのが自転車のいい所だなあ
途中、もう一つの崖のお寺「那古観音」で小休憩です
朝日を浴びる山門
ここから奥に進むと展望台があります。ただ、ちょっとしたハイキングになるので今回は割愛
館山は海と崖のまちですね
内房線の踏み切りを渡り、海岸沿いの国道に出ます。駅方面へ南下
自転車を押して入れそうな所を探すと、突堤の所まで来ました
館山湾は本当に穏やか。鏡ヶ浦の雅称も伊達ではありません
遠くに船形港のクレーンが見えます
あの辺りから来たんだなあ…と感慨もひとしおでした
館山駅へはここからはすぐです
オレンジ色の屋根と白い壁が特徴の綺麗な駅です
駅前の路地には飲み屋街が軒を連ねていました
朝は眠る時間ですが、夜は賑わっていそうです
飲み物を買い、目指すは館山城
曖昧な記憶を頼りに迷いつつ、天守閣を目印に進みます
田植えの準備
脇道を抜けます。雨水が湧き出す小さな小さな泉がありました
ソメイヨシノはまだでしたが、山桜が盛りを迎えていました
自転車を停めて、足で急な坂を登っていきます
午前中に来たおかげで順光です
この時はまだ桜を待つ段階でした
館山のまちと海を一望できます。この日は海が青くて、来る人みんな歓声を上げるほど綺麗でした
出かける船。三浦半島が見えますね
海中遊覧船が帰ってくるところ
山桜と海
お城を下り、山の方へ
途中、水の染み出す路側帯のない隧道を越えたり、道を間違えたりしつつ、坂を上っていきます
南房総の丘陵は砂岩が多いのでしょうか、柔らかいらしく、こうしてくり抜いた穴にお地蔵様が並んでいる光景を所々目にしました
改めて写真で見ると、大したことない坂に見えるなあ…
丘陵地帯っぽい雰囲気です
山に分け入っていきます
この辺りは標高はせいぜい200mのようですが、自転車でその高さを上るのは想像以上にしんどかったです
でも、上ったかいはありました
安房グリーンラインに出て少し下ると、谷間から館山湾が見えました
疲れも吹き飛ぶとはこのことですね
我ながらよく走ったなあ…
ここまで来ると残りはほとんど下りです。むしろスピードが出過ぎないように気をつけながら下りました
山桜が満開
ダイコンも満開です
やっと平地に帰ってきました
上り切る前に飲み物が尽きてしまったので、途中から喉カラカラで走ってました
昼ごはんも食べてなかったので結構キツかったです
水分は多めに持っておいた方がいいのかなあ
地スーパーのおどや九重店で飲み物を買います
後はスタート地点の枇杷倶楽部を目指して走るだけです
生垣の綺麗な道がありました。指定のルートからは少し外れたところ
田んぼに水が張られたらきっと雰囲気いいだろうなあ
夕方になり、道も混んできました。自転車は脇を抜けていけるので、その点は楽ですね
船形港に帰ってきました
風が強くなり、白波が立っています
朝は弱くて本当によかった
崖観音のお堂の麓まで戻ってきました
交通量も朝に比べると増えています。早朝スタートは正解でした
海はびっくりするほどの翡翠色
ダッペエに見送られて館山を後にします
ふとした拍子に行きたくなる館山
ダイコンと菜の花に彩られた、海と山のまちでした