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さまつりっぷ

風のつくば

令和2年2月23日、友人のくろのじ氏(https://twitter.com/kuronoji_fkg)と連れ立って、つくばりんりんロードを走ってきました

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つくばりんりんロードは総延長180kmにも及ぶ日本屈指のサイクリングロードです

自動車と一緒に走る区間がほとんどなく、快適に走ることができました

↓つくばりんりんロードHP

https://www.ringringroad.com/

初心者向きとのことなので、筑波山コースを行きます

 

 

土浦駅にて合流

土浦はサイクルステーションとして、自転車関連施設の整備に力を入れてます

長く工事が行われていましたが、だいぶ形になってきました

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自転車の案内用に青いレーンが引かれています

改札を出たら、すぐに自転車を押して歩けるようになってるんですね

もちろん、エレベータにそのまま自転車を乗せられます

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1階にはレンタサイクルも行っている自転車屋「le.cyc」さん

こちらで、くろのじ氏はクロスバイクを借りてました

他にもタリーズミニストップが同じフロアにあって、どこも自転車を押して入れるようになっているようです

徹底してるなあ

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飲み物も用意して出発。手前が私のミニベロです

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天気も良く、期待も高まります

筑波山コースは終点まで40km、往復で80kmですが、正直余裕じゃないかと思っていました

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甘かった

遮るもののない関東平野を駆け抜けてきた北風が容赦なく吹きつけてきます

北に向かわないといけないのに、ひたすら向かい風…!

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つくば市に入った辺りで既にヘロヘロ疲労困憊です

枯草のなびき方で、何となく風の強さが伝わるかと思います

とにかくペダルを漕がないと前に進まない。漕ぐのをやめるとその場で止まって、惰性で走ることができない

向い風の中で自転車に乗るのが、こんなにもしんどいとは

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それでも何とか進むとポツリポツリと休憩所があります

この自転車道は旧筑波鉄道筑波線の廃線跡をサイクリングロードにしたもので、駅は休憩所として一部残されています

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桜が咲いたらきっと見事だろうなあ

 

束の間の休憩の後、ただただペダルを漕ぐ苦行が再開されます

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道中に比較基線場なるものが

これ自体は存在を知らなかったので勉強になったのですが、問題は説明板の地図です

ここに書かれたつくば市国松というのは、当面のゴールにしている筑波山口駅の休憩所の辺りです

直線距離で11kmあるの? 本当に?

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筑波山の姿が大きくなり、だいぶ近づいてきたなと思ってたのですが…

心身の疲労が溜まって、この辺りでくろのじ氏のクロスバイクについていけなくなってしまいました

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風を凌ぐためガード下で休みます

正直引き返そうかと葛藤してたのですが、目の前を土浦方面へ南下する自転車が走り去って行きました

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ペダルもこがずに!!

これを見て、帰りはきっと楽だろうと思い気力が戻りました。どこにスイッチがあるかわからないものですね

重たい脚をなんとか動かします

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えっちらおっちら進んでいくと、河津桜の並木道がありました

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まだまだ蕾が目立つものの、疲れた心身にはありがたい…

程なくして、筑波山コースの中間地点、「筑波山口駅」に着きます

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駅舎としての遺構が多く、駅前のバスロータリーは今なお現役という地域の中心的存在です

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くろのじ氏と合流し、遅い昼ごはんに向かいます

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予定していた松屋製麺所は売り切れてしまいありつけず

出発から3時間近く経過してたからなあ…

調べてみると、近くの県道沿いに店が数軒ありそうです

気軽に移動できるのは自転車の強みですね

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立ち寄ったのは、昔ながらのドライブインにある「樽や」さん

宿泊もできるようで、歓迎の札が下がっています

奥には大浴場もありましたが、宿泊客専用とのことでした

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カツカレーがあるので、カツカレーをいただきます

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珍しい形式

売りにしてるだけあってカツがうまい

さらに疲労と空腹で、肉のうまさが倍増です

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すっかり体力も戻ったところで、土浦に戻ります

終点の岩瀬駅まで行ったら、日のある内に帰れるかわからなかったので…

風の弱い時に再挑戦ですね

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農道を通ってりんりんロードへ戻ります

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帰りは追い風のおかげでグングン進みました

こんなに速度が出たのか君はと、本当に同じ自転車なのか疑うレベル

そんな帰り道の途中、今回のハイライトに出会うことができました

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一本の梅の大木です。見事です

りんりんロードの脇に生えていて、行きのときにも目を引いたのですが…

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日射しの関係か、余り華やかな印象はありませんでした

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それが今は西日を受けて、白い花を輝せています

枯れ枝が目立つのも、かえって野趣を引き立たせていい感じです

自転車を置かせてもらうとなんとも引き立ち、苦労して漕いだかいがあったなあと…

 

往復で40km、初めて自転車で長距離を走りましたが、卒直に言って楽しかったです

車とは違うスピードで流れる景色

気になったところで立ち止まれる軽快さ

直接感じられる風の匂い…

そしてなんといっても、自転車が相棒のように思えるのが大きいのかなと思います

つい写真に収めたくなりますね。カメラと相性のいい趣味です

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またいずれ、走りに行きます