上野とか松戸とか
令和2年2月11日、友人と連れ立って『出雲と大和』展を見に東京国立博物館へ行ってきました
七支刀や三角縁神獣鏡など、教科書で一度は見たことのある文物が一堂に会しており中々壮観です
ただ当然とはいえ撮影は禁止。3月8日(日)までやっていますから、都合のつく方は一見の価値ありです
さて、この日は天気が良く春めいていたので、博物館に行く前に上野から日暮里まで少し歩いてみました
噴水池の周りにはチューリップ
近くではカンヒザクラが満開でした。小振りな木ながら、カンヒザクラにしては色が薄く、なんとも華やか…
そこだけ一足先に春がきたようで、フラフラと人が吸い寄せられていきます
私たちもそんな一人。青空に花はよく映えますね
そこから東博を右手にして進むと京成の小さな駅があります
ここはちょっと名の知れた「博物館動物園駅」、通称「博動」です
もう使われていない駅舎ですが、最近時々開かれるようになりました
この日はリアルミュージアムとして、先着順ながら一般公開されていました
外壁の装飾
内部ドームの彫刻。長年廃駅として扱われていたせいか、少々汚れが目立ちます。照明も外されてるし…
京成さんもっと何かしら活用をすればいいのにと思うのですが、中々難しいんでしょうか。スペースも狭いしなあ
芸大の脇を抜け、日暮里の方へ散歩に行きます
道中には、昔の街並みを偲ばせる建物が点在しています
2枚目は旧吉田屋酒店。今は台東区の資料館になっていて、土間の部分を見ることができました
角樽。笑っているような鯛がかわいい。右の篆書体、なんて書いてあるんだろう…酒の上に来る字がわかりません。清酒じゃないしなあ
一斗瓶。大きい
さらに北へ歩き、谷中霊園を抜けていきます
霊園脇の花屋さん。網目状の看板がいいですね
絶えずチラホラと人が訪ねてきていました。中には外国の方も…よく知ってるなあ
谷中霊園は桜が咲くと見応えがあります。でも、花が咲いてなくても陽気に誘われた人たちが思い思いに散策していました
こういうのんびりした所好きだなあ
霊園内の駐在所。下谷警察署の管轄のようです。ここまで来ると日暮里はもうすぐ
日暮里駅近くのあづま屋で休憩します。ここのソフトクリームあんみつはうまいのでオススメです
日暮里駅から山手線に乗って上野へ戻り、東博へ向かいます
東博の黒門。敷地内からは初めて見たかも
唐破風屋根には菊の御紋がありました
黒門が丸の内にあった頃、その大名屋敷は東宮御所にも使われたとのことなので、その時のものかな? 両脇にハートがあるのがポップな感じです
『出雲と大和』の会場、平成館です
こういう写真を撮ると、広角レンズ欲しくなるなあ…
中々の混み具合で、関心の高さが伺えました。見所が多いので、足早に見ても2時間以上はかかると思います
4章構成で、半分見たところで休憩は取れますが、自販機もありませんから水分補給用に水筒なり持っていった方が良さそうです
見終えて出てくると日が傾いてきていました
ご飯も食べずに見ていたので、屋台目当てに不忍池へ行きます
途中抜けてきた花園稲荷神社では梅が咲いてました
不忍池のほとりでケバブを食べ、台東区立「下町風俗資料館」を見て帰ります
実は日暮里へ歩いた時、旧吉田屋酒店で職員の方からここにすごいジオラマがあると聞いて、見に行こうとなっていました
令和元年度特別展『「江戸風俗人形」の世界』です
↓本展の紹介ページ(下町風俗資料館公式ページ)
http://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/oshirase/news/1787/
大きさもさることながら、細部に至るまで造形が凝っていて見応えがあります
アクリルパネル越しなので写真はちょっと難しいですが…
ありし日の吉原はこんな姿だったのでしょうね。生まれるのが200年くらい遅かった
さて、ご飯を食べに上野を後にして、松戸へむかいます。
でもご飯の前に、松戸神社へ
手水舎を護る獅子。子犬のようでかわいらしい
松戸神社沿いの坂川は河津桜が綺麗なんですが、まだ数輪咲いているのみ
もう少し辛抱でしたね
晩ご飯は「もり一」という回る寿司屋。松戸駅東口至近です
(携帯画質)
回る方かと侮るなかれ。おいしいです。しかも180円均一(税込)
首都圏ではコスパ最強とささやく声もあります
難点は公式HPもないことと、店舗数が少ないことですかね…
たらふく食べて解散です
『出雲と大和』の図録も買え、満足度の高い1日でした
末筆となりなすが、今回が初の投稿でした
こんな感じで、カメラぶら下げて出かけた先で、写真が撮れたら更新していきたいなと思っています
どうぞよろしくです